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実習生第1号がやってきた!

私たちの取り組み

2024.01.08

2023年11月20日から4週間、マナビヤ在宅クリニック「un」に初めての実習の学生がやってきてくれました。宮崎医大から一色泉さん。4週間の実習中、診察に同行したり院長からの課題図書を読んだり「在宅医療」に直接触れ、クリニック内にも若い風を吹かせてくれました。


〇クリニックの印象はどうでしたか??

これまで大学病院や、大規模な市中病院の中で実習・見学をすることが多かったので、在宅クリニックという場はとても新しい世界に感じました。ビルの中にあって、診察室が一室しかないことに最初は驚きました。

最初にこのクリニックに訪れた時に、看板を見て「unってなんだろう?」と疑問に思いましたが、頂いたパンフレットを読んで「在宅診療の『はじまり』」という意味が込められていることを知り、それが印象的でした。

〇診察に同行してどうでしたか?

大学病院での先進的な医療とは180°変わって、慢性的な疾患やcommon disease、がん患者の終末期のケアを中心に取り扱う診療は全く新しい経験でした。

さまざまな背景を持つ患者さんやご家族と接する中で、

医師として患者さんと心を通い合わせることの重要さや在宅医療が今どれだけ宮崎において必要とされているか肌で感じることができました。

また、大学の講義でたびたび言及されていた「多職種連携」の現場を見ることができたのも印象的でした。

ひとりの患者さんが 自分の家ないし家のような施設の中で、治療を受けたり最期の時間まで過ごしたりするために、多くの医療職が対面やオンラインで綿密にコミュニケーションをとってその目標に向かっていく過程を見ることで、より「多職種連携」の重要性が理解できました。

〇これからの目標を教えてください

訪問診療に同行する中で、迫田先生をはじめ、先生方やそれ以外のスタッフの方々が地域に住まわれる患者さんと確かな関係性を構築した上で診療に臨んでいることがわかりました。

自分もまた、医師となってさまざまな患者さんと交流を持つ上で、「自分はどのように振る舞ったら患者さんと良好で持続的な関係を築くに至るのか」を探究し続けたいなと感じました。

医学部という狭いコミュニティの中にいると、どうしても医学を修めることが至上命題と捉えがちですが、これから多くの人と関わる職に就く上で、医学だけでなく「人間として」の成長を目指していきたいです。


年末の慌ただしい中、心の温まるお礼のお葉書が届きました。

とても嬉しかったです。

またいつでも遊びに来てくださいね。

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